財布の中は片付いていますか?
こんにちは。馬里紗です。
今日は羽根田修著「金持ちになる人の財布、貧乏になる人の財布」という書籍をご紹介します。私が学んだ点、みなさんの学びになると思った点を取り上げたいと思います。
片づけこそ貯金の神の一手
「貯金したいと思うけど、なかなか貯金できない」「ついつい余計なものを買ってしまって後で後悔する」「財布も部屋もごちゃごちゃしている」
このような悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか?
本書では片付けを通じて、お金がたまるプロセスを紹介しています。
著者の羽根田修さんは株式会社クボタで、工場のコスト削減に取り組んでいました。その後、コンサルティングファームへ転職し、コスト削減を強みとする経営コンサルタントとして活躍しています。また、貯金を元手にアパートを所有し、賃貸経営も行っています。そんな羽根田さんだからこそ、「片付けこそが貯金の神の一手だ」という主張に強い説得力があります。
財布の片づけはコスパがいい
本書の主張としては、節約の前に、①財布の片づけ②机の片づけ③部屋の片づけ、の3点を挙げているのですが、まっさきにやるべきだというのが、①財布の片づけ、です。
その理由は、①財布はお金の家である②10分で完了できる③財布の中身を毎日チェックする習慣を身につけてほしい、からだそうです。
ここ、私は納得できるポイントでした。私も財布にレシートやポイントカードをため込んでしまう癖があります。あとで家計簿に付けたいと思ってなかなか処理できないんですよね。お財布パンパン状態だと今所持金がいくらなのかパッと見でわかりにくいし、会計時にポイントカード探しで時間がかかり恥ずかしいです。
財布の片づけはやろうと思えば10分くらいで簡単にできて達成感もあり、続けやすいので、財布から始めるのはおすすめです。
片付けこそ基本にして究極の節約スキル
「片づけ」について、羽根田さんは「キラーパス」「神の一手」と豪語するほど強烈に主張しています。
お金を貯めるには①支出を減らす➁収入を増やす、の2種類の方法がありますが、どちらも「片付け」が起点になるからです。
片付け→節約→貯金
片付け→生産性アップ→収入アップ
財布や部屋を片付けると食品や消耗品のダブり買いが減ったり、長く使うものでもいつか捨てることを前提の買い物スキルが身につき、余計な買い物をしなくなります。
机を片付けると仕事や勉強の生産性が上がります。机の上がごちゃごちゃしてると仕事や勉強に集中しづらいです。結果、集中できる環境を求めてカフェに行き、コーヒーを飲んで散財してしまいます。
自宅の机が片付いているとカフェに行く移動時間をロスせず、コーヒー代が節約できます。
学べるポイント
貯金を増やすためには自己投資による収入アップや節約が大事だということはよく言われていますが、そのベースには「片づけ」があり、改めて「片づけ」の重要性に気づきました。
お札の向きを揃えるのは見やすいのでいいと思います。しかし、新札はもらうとうれしいので新札を常に用意しようという主張は、手数料こそかからないものの、いちいち銀行に行くのはさすがに面倒だと思いました。
クレジットカードはお金を使っている感覚がマヒするのでなるべく使わないほうがいいという主張は一理あると思いました。しかし、今のキャッシュレス化の時代に反しています。ただ、枚数を減らそうとは思いました。
まとめ
人生を好転させる起点は「片づけ」にあった
まずは10分でできる財布の片づけから取り組んでみませんか?