カバン専門店の馬里紗です。
近年の修学旅行ではリュックやボストンバッグに代わって、スーツケースをお求めのお客様が増えてきました。
親御さんの世代で修学旅行にスーツケースを持っていかれた方はほとんどおられないので、修学旅行に適したスーツケースはどれなのか?と相談されることも多いです。
そこでカバン専門店としてお客様の声にお応えして修学旅行用のスーツケースの選び方をご紹介していきたいと思います。
中学生(2泊3日)の場合
結論から申し上げますと、サイズは30~45L程度で、お値段は10000円前後のもので十分だと思います。
細かい説明は後述させていただきます。
高校生(3泊4日)の場合
高校生の場合は40~60L程度で、お値段は10000円前後のもので十分だと思います。
細かい説明は後述します。
スーツケースの種類
サイズ
まずはサイズですが、1泊10~15L程度が目安です。
2泊なら30Lあれば十分ですが、余裕をもってプラス10L程度のものを買う方が多いです。
スーツケースの外寸の和が115cm以下であれば、飛行機に乗った場合、手荷物で持ち込めるので便利です。
機内持ち込みギリギリのサイズだと40Lのものが多いですね。
それ以上のサイズは飛行機に手荷物で持ち込めず、預けることになるので注意です。
ハードケースとソフトケース
ハードケースとはボディがABS樹脂やポリカーボネートなどのプラスチックで作られたものです。軽量・安価・頑丈です。水も通しません。
こだわりがなければ、ハードケースを選んでおけば無難です。
ソフトケースとはボディがナイロンやポリエステルなどの繊維で作られたものです。
こちらも軽量で安価ですが、やや雨に弱く、耐久度もハードケースには劣ります。
ソフトケースを選ぶメリットは、外にポケット付きのものが多く、細かい収納をしたい方には便利です。
ファスナータイプとフレームタイプ
ファスナータイプは、スーツケースの開閉部分がファスナーになっているものです。
ファスナータイプのメリットは軽量で安価なことであり、中型以下のスーツケースなら現在はファスナータイプが主流です。
デメリットは、慣れるまで開け閉めがしにくい点、セキュリティがやや弱い点です。
TSAのカギはかけられるのですが、ボールペンでこじ開ける方法があるようです。
フレームタイプは、開閉部分がアルミなどの金属でできており、アタッシュケースのように、カチッカチッと開け閉めするタイプです。
スーツケースといえばフレームタイプを想像する方も多いのですが、ファスナータイプに比べるとやや高価で重いので、基本的に国内で利用する修学旅行にはおすすめしません。
メリットは、ファスナータイプよりセキュリティ面がやや強いことです。
ノーマルキャスターとHINOMOTOキャスター
キャスターは長くお使いいただくなら、重要なポイントになります。
ご予算内であればできるだけHINOMOTOキャスターをおすすめします。
少々お値段は張るものの、静音・長持ち・スムーズで、使い心地に直結する部分です。
HINOMOTO以外にもメーカーオリジナルのキャスターのものもあり、そちらも高性能なものが多いです。
内装
内装は仕切りが片面のものと両面のものがあります。
両面タイプのほうが使いやすいものが多い印象です。
ポケット収納も両面タイプのものが多いです。
結論
先述した通り、中学生なら30~45L程度のもの、高校生なら40~60L程度で10000円ほどのものがおすすめです。
ボディはハードタイプ、開閉はファスナーで、予算内であればHINOMOTOキャスター物がいいでしょう。
今後どう使うか?
スーツケースは修学旅行以後も使えます。今後の利用プランも考えて買うと有効活用できます。
家族共有で使いたいので、落ち着いた色のものを買われる方、中高兼用で50Lのものを選ぶ方もいらっしゃいます。
どれを買われるか迷った方は、この記事を参考にするか、販売店で相談してみてください。
ここまで読んでいただいてありがとうございました!